愛しのとん水 2017/10/29

育ってきた地を離れて 離れてゆく
僕らには次のステージが待っている

いつからか住み着いたこの地も
行きつけの店なんかできてきて
夜遅くなっちまった日なんかさ
ちょっと入りたくなるのは何でだろう

迷路のような路地の下北沢
斜めに伸びる一番街の
小窓から顔がちょっと見えると
それだけで心がホッとする

すりガラスの引き戸をガラガラ
お帰りなさいなんて言ってくれる
懐かしい気持ちにトリップする
愛おしい気持ちがホイップする

一人で暮らす部屋に帰ると
閉まるドアの音がため息のように聞こえる

やさしさに出会ったなら頑張れる
そっと手を添えるだけのようなやさしさに
日々つつまじく生きている姿と
そっと手を添えるだけのようなやさしいご飯とその笑顔

仕事でくたくたになっちまったり
憂さ晴らしにちょっと飲み過ぎたり
そんな夜にはお腹も減ってさ
とん水のご飯が食べたくなる

ようこそ友達を招いたり
あの娘とよく一緒に行ったり
たわいもない話が広がり
オチがなくてもどうでもいいし

つけっぱなしのテレビ眺めつつ
あーだこーだ言って食べてる時間が
繰りなす独特のリズム感
とてもとても愛しいこと

一人で暮らす部屋で食べるご飯
たとえどんなに美味しくできても何かが物足りない

やさしさに出会ったなら頑張れる
そっと手を添えるだけのようなやさしさに
日々つつまじく生きている姿と
そっと手を添えるだけのようなやさしいご飯とその笑顔

やるべきことがたくさんあってここにいる
やるべきこと見失って立ち止まることもある
物事は常に移り変わって染まっていく
やさしに君が触れたならその分誰かにも与えようぜ

育ってきた地を離れて 離れてゆく
僕らには次のステージが待っている
やさしさに出会ったから頑張れる
そっと手を添えるだけのような
やさしいおじちゃん おばちゃん ありがとう

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▼1st Album

『WATER BATH EXPERIENCE』

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